バニラの効果・効能
♦ 抗酸化作用―アンチエイジング効果
バニラにはバニリンやバニリン酸など、抗酸化物質が多く含まれています。抗酸化作用はフリーラジカルや毒素などから体を守り、ガンを含む様々な疾患を防ぐ働きを持っています。もちろん、お肌の健康にも効果的です。
♦ 抗炎症作用
炎症は様々な疾患をもたらしえる症状ですが、バニラはヘルペスを始め、体全体の炎症を抑える働きを持っています。咳など気管支の炎症には、バニラエクストラクトを溶かしたお湯を飲むと、喉をコーティングしてイガイガを抑えてくれる上、抗菌効果が感染も防いでくれるでしょう。
♦ 肌や髪の健康に
バニラはよくスキンケアやヘアケア商品に含まれていますが、香りを良くするだけではありません。バニラには、髪やお肌の健康を支えるビタミンB群や亜鉛が含まれています。ビタミンB群はストレスを軽減したり、お肌の組織の成長機能を維持しターンオーバー、つまりお肌の新陳代謝をサポートしてくれます。また酸素や栄養を髪と地肌に運ぶ赤血球の生産を促します。亜鉛はニキビや乾癬などの症状改善にも役立つ成分です。
♦ 不安や鬱に
研究によると、バニラエクストラクトは鬱や不安症に良い影響を与える事が証明されています。バニラエクストラクトの入った飲み物を飲む事で症状も改善するようです。またバニラの香りは神経系にも良い効果があり、アロマセラピーによって閉所恐怖症の症状改善に効果的であると証明されています。
昔は民間薬として月経不順や熱病に用いられていましたが、今日では医薬的な効果はほとんど認められていません。
バニラの効果
●リラックス効果
バニラに含まれている芳香成分であるリナロールには、イライラや興奮といった神経系の過活動を抑制する鎮静効果があります。【1】
よい香りは、その豊満な香りがもたらすリラックス効果でストレスや緊張をやわらげる働きがあります。香りは脳の本能を司る部分(大脳辺縁系)に直接働きかけるので、心のリラックス効果をもたらすのです。
●感染症を予防する効果
バニラに含まれる芳香成分であるリナロールには、抗感染効果があるとされています。体内に入り込んだ病原菌などとたたかい、感染症を予防するなどの効果が期待されます。【2】
●腸内環境を整える効果
バニラに含まれる芳香成分であるリナロールには、腸の中のガスの排出を促す効果があります。
このため、腸内のガスによる腹痛やおなかの張りなどに効果があると期待されています。
●滋養強壮効果
バニラに含まれる芳香成分であるフェランドレンには、強壮効果があるとされています。様々な体の機能を高めたり、向上させる効果があり、元気で、丈夫な体へと導きます。
バニラの研究情報
【1】バニラの香りを充満させた部屋と、させていないない部屋とで記憶の効率について調査したところ、バニラの香りの部屋のほうが記憶がよくなる効果があるということが報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19181616
【2】バニラを添加することでバクテリアによるクオラムセンシングを阻害する効果があることが報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16706905
https://himitsu.wakasa.jp/contents/vanilla/
市場の99%は合成バニラ
バニラは驚くほど複雑で繊細なスパイスだ。含まれる様々な風味と香りの成分は250~500種類に及ぶと推測される。その中で、バニラ特有の芳香を生む主成分がバニリン(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド)だ。舌を噛みそうな化学物質名だが、比較的容易に人工合成が可能で、木材パルプ製造や製紙工程で出る副生成物のリグニンや、丁子油の成分のオイゲノールなどから合成される。変わったところでは、ビーバーの肛門腺から分泌される海狸香(かいりこう)という糖蜜に似た物質も、バニリンの原料となる。
合成バニリンの値段は、天然バニラの20分の1以下。年間2万トンものバニリンが製造・販売されている理由はそこにある。何かにバニラの味や香りを感じたなら、それは多分、天然バニラではなく合成バニリンの味や香りなのだ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141120/425233/?P=3
bandcamp
https://healwithrife.bandcamp.com/
booth
https://healwithrife.booth.pm/
patreon
https://www.patreon.com/HealWithRife
ko-fi
https://ko-fi.com/healwithrife
|
|
|
|
|