源泉100%かけ流し
1-1.「源泉100%かけ流し」と「源泉かけ流し」の違い
「源泉100%かけ流し」と「源泉かけ流し」は、温泉の温度調節の方法によって呼び方が違います。
「源泉かけ流し」は、源泉に対して温度調整のためのわずかな加水や加温、塩素消毒などの方法をとっています。なお、源泉かけ流しでは泉質が変わるほどの加水は認められません。加温については公正取引委員会で認められているものの、加温を行う場合はその理由や状況を明記する必要があります。
一方で、源泉に対して加水、加温、塩素消毒などを行わない温泉は「源泉100%かけ流し」と表記することが可能です。源泉が高温の場合、加水ではなく自然冷却用の貯水槽へ源泉を貯めたり、冷却パイプに源泉を通したりして温度を調整した源泉も源泉100%かけ流しとして利用できます。
https://www.itoyanagi.co.jp/news/150/
源泉かけ流しの中には、加水・加温をしているケースもあることを紹介しましたが、中には「100%源泉かけ流しの天然温泉」と表記する温泉を見かけることもあります。
このような温泉は、一般的な源泉かけ流し温泉とどのような違いがあるのでしょうか?
ここからは「天然温泉100%」や「源泉100%」の定義について解説します。加水・加温・循環をしている温泉との見分け方も紹介するので、ぜひ温泉選びの参考にしてください。
源泉をそのまま利用したものが100%源泉掛け流しの天然温泉
「天然温泉100%」や「源泉100%」と表記する温泉は、読んで字のごとく加水・加温・循環を一切していない、かけ流し式の温泉のことを指します。
源泉に手を加えずそのまま浴槽に流し入れる、一般的な「源泉かけ流し温泉」のイメージに一番近いものが、天然温泉100%や源泉100%と表記された温泉ではないでしょうか?
湧き出た温泉の成分をそのまま楽しむことができるため、最も贅沢なお湯といえますね。
なお加水・加温・循環などの手を加えることはNGですが、厚生労働省告示を遵守した塩素殺菌消毒を行っている場合でも、「天然温泉100%」「源泉100%」を表示することができます。
天然温泉100%や、源泉100%の温泉にこだわりたいときは、湧出量が豊富な源泉のある温泉地に行くことがおすすめ。しかし日本有数の温泉地であっても、加水・加温・循環を一切していない100%源泉かけ流しの天然温泉はそれほど多くありません。
源泉100%のかけ流し温泉を探す際は、各温泉のHPなどで「天然温泉100%」や「源泉100%」の記載の有無をチェックし。その際しっかりと、加水・加温・循環をしておらず、放流式(かけ流し式)であることが明記されている温泉を選ぶと安心ですね。
源泉100%のかけ流し温泉は、湧き出た温泉水をそのまま使用しているため、温泉成分の効果をダイレクトに感じやすいでしょう。
加水・加温・循環式の温泉よりも高いリラックス効果や疲労回復効果、ストレス解消効果も期待できます。また贅沢なお湯にこだわることもできますね。
しかし源泉100%の温泉は、泉質によっては肌に刺激を感じてしまう人もいます。
肌や粘膜が敏感な人は、泉質が酸性泉や硫黄泉の源泉では「湯ただれ(皮膚炎)」を起こすこともあるため注意をしたほうがいいでしょう。
温泉の泉質には「単純温泉」硫黄泉」塩化物泉」酸性泉」炭酸水素塩泉」硫酸塩泉」など10種類の泉質に分けられ、それぞれ成分や効能が異なります。
源泉100%のかけ流し温泉は魅力的ですが、自分に合った温泉を見つけるためには源泉100%かけ流しという条件にだけこだわるのではなく、温泉の泉質に注目することも大切です。
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