コロワクの成分が酸化グラフェン99.99%説はデマっぽいです。
論文を見た感じ、
「コロナワクチンには酸化グラフェンが含まれる」。
ただし、99%ではない。
という感じ。
論文的には、
「ワクチンの溶液の中に酸化グラフェンが確認されたよ」ということ。
「ワクチン成分の99.99%以上が酸化グラフェンだ」とは論文の筆者は一言も言っていない。
日本では下記の動画の影響力が強くて、
誤った噂が広まった模様。
下記動画に登場する2人は、
「スペインの研究者たちはファイザーワクチンの中身99%以上が
酸化グラフェンであることを発見しました」
的なことを動画で言っているが、
それが誤りというか嘘っぽい。
ファイザーワクチンの中身99.99%酸化グラフェン
PFIZER COVID-19 VACCINE GRAPHENE OXIDE DR JANE RUBY STEW PETERS 2021/07/05
https://www.bitchute.com/video/eO8t6yXb8eNl/
下記参考。
"
コロナワクチンのバイアルの成分を分析すると、
99.99103%が酸化グラフェンだという。
https://www.bitchute.com/video/eO8t6yXb8eNl/
にわかに信じられない。何かの間違いじゃないのか。
そこで、論文を読んでみることにした。
原著論文はスペイン語で読めないので、
英語版の当該箇所を確認してみよう。
file:///C:/Users/nakam/Downloads/OFFICIAL%20INTERIM%20REPORT%20IN%20ENGLISH%20(UNIVERSITY%20OF%20ALMERIA).pdf
すると、、、
ワクチンバイアルのサンプルをfluorescence QUBIT2.0で分析した。
これは試料に紫外線を当ててその吸収率を見ることで、
成分の定性的、
定量的分析をする検査である。
その結果、
・260~270nmの波長域に最大吸収が見られたことから、
バイアル中のRNA含有量は6 ng/ulと推測された。
・さらに、スペクトルを見ると、
同じ波長域にRNA以外の物質が大量に存在することが分かった。
それは全体で747 ng/ulと推測される。
・酸化グラフェンは270nmで吸収が最大となるが、
それは今回得られたスペクトルと一致している。
・得られた最大吸収量を考えると、
サンプル中にグラフェンが存在することは否定できない。
もう少し簡潔にまとめると、
「バイアルにはRNAが6 ng/ul含まれていて、
RNA以外も含め全体では747 ng/ulである。
このRNA以外の部分に、
UV吸収量270nmというのから考えて、
酸化グラフェンが含まれている可能性は否定できない」
言っていることはこれだけである。
これだけのことしか言っていない。
だから、ジェーン・ルビー博士が
「バイアルの成分のうち、99.99%以上が酸化グラフェンだ」というのは、
博士独自の解釈が入っていると思う。
この論文を通読してみると、
筆者はワクチンに酸化グラフェンが含まれている可能性について、
非常に慎重な印象を受ける。
たとえば、
サンプルを電子顕微鏡で観察して得られた画像と、
学術論文に掲載されている酸化グラフェンの画像とを比較して、
構造が極めてよく似ていることを指摘しているが、
簡単に「これは酸化グラフェンだ」と断言しない。
それどころか、「これがグラフェンであると同定するには、
電子線回折の標準試料(EDS)による構造解析が必要だが、
現在、我々はこの標準試料を入手できない」としている。
丁寧にひとつひとつの事実を積み重ねていこうとする筆者の姿勢が感じられる。
決して即断しない。
筆者は石橋を叩いて渡るみたいに慎重で、
読んでてこちらがもどかしくなるぐらいだ。
もちろん、タイトルにあるように、
結論としては「ワクチンの溶液の中に酸化グラフェンが確認されたよ」ということだけど、
これは相当に吟味した上での結論だということが、論文を読めばわかる。
少なくとも、
「ワクチン成分の99.99%以上が酸化グラフェンだ」なんて、
筆者は一言も言っていない。
日本では上記動画の影響力が強くて、
誤解している人が多いだろうから、
このことは改めて強調してもいいと思う。
しかし、
ひとつの事実「コロナワクチンには酸化グラフェンが含まれる(99%ではないにせよ)」が提示されたのは、
間違いない。
"
https://note.com/nakamuraclinic/n/n5e1634049387